■日本の地形・地質と日本の水の水質!
日本で雨が降ると、その水が地下水や河川の水となって海に流れ出ます。
ところで、日本は、縦長の島国ですので、雨が降った場所から海までの距離が短く、
また、日本は、山脈が多いので、水の流れが速いから、降った雨が、短時間で海まで到達します。
ですので、日本の水は、地層との接触時間が短いので、
その分、地層のミネラルが水の中にあまり溶け込みません。
また、日本の地質は、花崗岩や火成岩が多いそうですが、それらには、
カルシウムやマグネシウムの含有率が少ないそうです。
ですので、日本の水は、ミネラルが少なく、また、
カルシウムやマグネシウムの含有率が少ないので、
水の硬度が低いです。
■日本の水道水!
日本の浄水場では、塩素などの薬品が使われていますが、
水道水に含まれる残留塩素の量が、先進国の中で、
かなり多いそうです。
先進国の平均値よりも、5〜15倍も多いそうです。
また、塩素の量が多いと、それに伴って、トリハロメタンが多く生成されます。
トリハロメタンは、発がん性が疑われていますし、妊婦の流産率を上げるそうですので、
有害物質です。
■日本の天然水!
日本にある天然水には、日本産のものと海外産のものがあります。
日本産のものは、硬度が低いものが多いと思います。
しかし、海外産の天然水は、硬度が高いものが多いです。
なぜかというと、海外産の天然水では、ヨーロッパから輸入されたものが多いと思いますが、
ヨーロッパ産の天然水は、硬度が高いものが多いからです。
その理由は、ヨーロッパの地形と地質に関係します。
ヨーロッパの地形は、日本と違いまして、なだらか平野が多いので、
水の流れが遅くて、その分、地層に接触する時間が長くなるので、
ヨーロッパの水は、地層のミネラルを多く含んでしまいます。
また、ヨーロッパの地質は、日本と違いまして、水成岩が多いのですが、
水成岩には、石灰質が多く含まれています。
石灰質の主な成分は、カルシウムやマグネシウムだそうですので、
それで、ヨーロッパの水は、硬度が高くなる場合が多いそうです。
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