1.蒸留水は不純物を含まない!
蒸留水には、水道水に含まれている塩素や、
総トリハロメタン、農薬などの有害物質、
細菌、またカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、
カリウムなどのミネラル、などの不純物が、
ほぼ一切含まれていません。
ところで、水道水には塩素が含まれていますが、塩素は大変危険な物質です。
塩素は、乾燥肌や、アトピー性の皮膚炎の原因になるようですが、他にも、ビタミンを壊したり、
呼吸器の粘膜を傷つけたり、喘息などの呼吸器疾患を悪化させるそうです。
また、血管障害を引き起こして、心臓病や脳卒中の原因になるとも言われているようです。
また、水道水に含まれている総トリハロメタンも危険な物質で、発がん性が疑われている物質です。
また、総トリハロメタンの入った水道水を毎日飲むと、妊婦の流産率が上がるそうです。
また、水道水には、他にも鉛が含まれているそうですが、鉛は体に入ると、排出されにくいそうで、
少量の鉛でも、体に蓄積されるそうです。
体に鉛が蓄積されると、痴呆や脳炎、腎臓障害、不眠、疲労、消化管障害、頭痛などの原因となるそうです。
他にも水道水には、硝酸性窒素などの有害物質や、
害虫のクリプトスポリジウムのように、浄水場で取り除けないものが存在している場合があります。
このように、水道水には、有害物質が多数存在しているのですが、
蒸留水には、これらの有害物質が一切含まれていません。
次に、下の図を見て頂きたいのですが、
この図では水を沸騰させ蒸発させた時に残った不純物の様子です。
この画像は、容器いっぱいの水を沸騰させ、
全て蒸発させる工程をおそらく30回ほど行った後の状態と思われますが、
かなりたくさんの不純物が容器に付いているのがわかります。
このことから、水の中には、たくさんの不純物が入っていることがわかります。
ところで、蒸留水には、微生物や、微生物のエサとなる有機物が存在しないので、
腐りにくいそうです。
ちなみに、蒸留水は、不純物が一切含まれていないことから、
点滴に使っても安全上は問題なさそうに思うかもしれませんが、
蒸留水は浸透圧が低いので、血管の中に入ると赤血球などの細胞が破裂し、溶血するので、
蒸留水はそのままでは点滴することはできないそうです。
2.蒸留水の溶解力!
水は、物質を溶解する力が強いですが、蒸留水は更に溶解力が強いです。
蒸留水の溶解力を示すある事例があります。
1847年に生まれたブラウン・ランドーン博士は、少年の時に重い心臓病で、
余命が3ヶ月と宣告されました。
ブラウン・ランドーン少年は、自分の病気の原因が心臓の血管内に付着した石灰の塊だと突き止めましたが、
その石灰の塊を除去するために用いたのが蒸留水でした。
その後、ブラウン・ランドーン少年の心臓の再検査では、異常が見つからなかったそうです。
このことから、体内にできた石灰の塊を溶かした蒸留水の溶解力は、かなり強いことがわかると思います。
蒸留水には、体の中の老廃物や有害ミネラルを溶かし、排出する作用があるそうです。
3.蒸留水のpH!
蒸留水のpHは、7だそうです。
しかし、大気中の二酸化炭素が溶け込むと、数値が小さくなるようです。
ところで、蒸留水は、酸性に傾きやすいから、体に良くないと考えている方がいるようです。
しかし、ハーバード大学医学校出身のアンドルー・ワイル博士によりますと、
蒸留水が体のpHに影響を与えることはないそうです。
4.蒸留水の硬度!
硬度の基準は、水に含まれるマグネシウム、カルシウムの量によりますが、
それらが基準値より多ければ硬水で、少なければ軟水です。
蒸留水はマグネシウム、カルシウムなどの不純物が一切含まれないので、
硬度が0(mg/l)の軟水になります。
5.蒸留水の電気伝導率!
蒸留水の電気伝導率は、かなり低いそうです。
ですので、蒸留水は、ほとんど電気を通さないです。
ところで、pHメーターには、計測する溶液中の電圧を調べてpHを測定するものがあります。
ですので、ほとんど電気を通さない蒸留水は、
電圧からpHを測定するpHメーターではpHを測ることができないそうです。
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