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 クリプトスポリジウム(水道水の中の有害物質)

※本ページはプロモーションが含まれています。


水道水の中には、有害微生物のクリプトスポリジウムが含まれている場合がありますので、 このページでは、クリプトスポリジウムの危険性などについて説明したいと思います。

【目次】
・クリプトスポリジウムとは!
・クリプトスポリジウムが水道水にたどり着くまでの経路!
・クリプトスポリジウムによる症状!
・クリプトスポリジウムによる集団感染!
・水道水のクリプトスポリジウムを除去する方法!
・最後に!


  クリプトスポリジウムとは!


クリプトスポリジウムは、人間や哺乳類などの脊椎動物の腸管に寄生する病原性の原虫です。

クリプトスポリジウムは、世界中の自然環境中に存在しています。

ですので、クリプトスポリジウムの感染は、世界中で発生しています。

また、夏季に多くなります。

また、幼児の感染率が高いそうです。

ところで、クリプトスポリジウムの怖い点は、乳児、高齢者、免疫不全の患者が感染すると、 死亡する場合があるにも関わらず、水道水に含まれている場合がある点です。

クリプトスポリジウムは、塩素に対して強い耐性(耐塩素性)があるため、 浄水場での塩素消毒では死滅しません。

浄水場で、クリプトスポリジウムを完全に除去、不活性化する事は、 困難であると考えられています。

ところで、クリプトスポリジウムは、人間や哺乳類などの脊椎動物の腸管以外に存在する時は、 4匹のスポロゾイトが入ったオーシストと呼ばれる卵の殻のような状態になっています。

クリプトスポリジウムが、人間や哺乳類などの体内に経口摂取されると、 小腸でオーシストの中のバナナ状のスポロゾイトが飛び出して、 粘膜上皮細胞の微絨毛に侵入します。

そして、スポロゾイトは、小腸の中で増殖を繰り返します。

そして、スポロゾイトが再度オーシストを形成しますが、 それが便と一緒に体外に放出して新たな感染源になります。

オーシストは、熱、低温、乾燥に弱く、60℃以上かまたは−20℃以下で30分ほどで感染力を失い、 4日間常温で乾燥しても、感染力を失います。

ところで、近年は、小児下痢症、渡航者下痢症、水系感染症の原因として、 クリプトスポリジウムが問題視されています。

また、クリプトスポリジウムの病原性が明らかにされたのが1976年ですので、 クリプトスポリジウムに関する研究は、まだ歴史が浅く、未解明な部分が多いそうです。


  クリプトスポリジウムが水道水にたどり着くまでの経路!


クリプトスポリジウムが、家畜、ペット、野生の動物などの糞便から、 河川、池、井戸水などに混入し、その水を水道水の原水に使用している場合に、 クリプトスポリジウムが水道水に含まれる場合が考えられます。


  クリプトスポリジウムによる症状!


クリプトスポリジウムに感染すると、 1週間ほどの潜伏期間を経てから、 非血性の下痢や腹痛、嘔吐、発熱の症状が、 1週間から2週間ほど続きます。

また、症状の出ない人もいます。

下痢の症状は、1日に数回から20回以上の場合もありますが、自然治癒します。

感染者の糞便からは、数週間の間、オーシストの排出が続きます。

症状が治まっても、1ヶ月続く場合もあります。

乳児や免疫力が低下している老人や、 HIV(エイズ)に感染している免疫不全の患者の場合は、 死に至る場合があります。

現在は、クリプトスポリジウムに対する有効な治療薬はありません。


  クリプトスポリジウムによる集団感染!


クリプトスポリジウムが原因で、水の汚染による集団感染が多数報告されています。

アメリカのウィスコンシン州のミルウォーキーでは、 クリプトスポリジウムによる大規模な集団感染が起きました。

その時の感染者数は40万人ほどで、その内の400人ほどが死亡したそうです。

日本では、1996年に、埼玉県の入間郡越生(おごせ)町で、 クリプトスポリジウムによって、8,700人が下痢や腹痛になりましたが、 大きな社会問題になったそうです。

また、神奈川県の平塚市では、雑居ビルで460人ほどが集団感染しました。


  水道水のクリプトスポリジウムを除去する方法!


水道水を1分間煮沸すると、クリプトスポリジウムを死滅させることが出来ます。

しかし、水道水の中には、クリプトスポリジウム以外の有害物質がたくさん含まれていますが、 水道水を1分間煮沸しても、クリプトスポリジウム以外の有害物質を除去することは出来ません。

ですので、水道水のクリプトスポリジウムや有害物質を除去するには、蒸留水器を使うのが良いと思います。

蒸留水器を使うと、水道水を蒸留水に変える事が出来ますが、 蒸留水には、クリプトスポリジウムが一切含まれていません。

また、蒸留水には、クリプトスポリジウム以外の有害物質も一切含まれていませんので、 飲食用の水を用意する場合は、蒸留水器を使うのが良いと思います。

また、蒸留水には、老化、病気、疲れを根本的に防ぐ作用がありますので、 とてもおすすめです。

蒸留水について、もっと知りたい方は、 「蒸留水とは」のページが参考になります。


  最後に!


クリプトスポリジウムは、人体に危険な微生物だと考えられますが、 水道水には、ほかにも人体に危険な物質が存在します。

ですので、水道水の危険性を知るためには、 クリプトスポリジウム以外の有害物質についても、知る必要があります。

本サイトでは、クリプトスポリジウム以外で、水道水に含まれる場合がある有害物質についても説明しています。


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