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 蒸留水の性質や用途など

※本ページはプロモーションが含まれています。


このページでは、蒸留水の性質や用途などについて説明したいと思います。

【目次】
・蒸留水とは!
・蒸留水の性質!
・蒸留水の味!
・蒸留水の値段!
・蒸留水の用途!


  蒸留水とは!


蒸留水とは、水道水などの水を沸騰させ、 その時に発生する水蒸気を集めて冷やし、液体に戻したものです。

次に、蒸留水を生成する方法を図で説明します。



この図では、火により、水道水を熱していますが、 沸騰した水道水が水蒸気になり、それが上に昇りボールに付くと、 それがしずくになって落ちて容器に貯まる仕組みですが、 容器に溜まった水が蒸留水です。


  蒸留水の性質!


1.蒸留水は不純物を含まない!

蒸留水には、水道水に含まれている塩素や、 総トリハロメタン、農薬などの有害物質、 細菌、またカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、 カリウムなどのミネラル、などの不純物が、 ほぼ一切含まれていません。

ところで、水道水には塩素が含まれていますが、塩素は大変危険な物質です。

塩素は、乾燥肌や、アトピー性の皮膚炎の原因になるようですが、他にも、ビタミンを壊したり、 呼吸器の粘膜を傷つけたり、喘息などの呼吸器疾患を悪化させるそうです。

また、血管障害を引き起こして、心臓病や脳卒中の原因になるとも言われているようです。

また、水道水に含まれている総トリハロメタンも危険な物質で、発がん性が疑われている物質です。
また、総トリハロメタンの入った水道水を毎日飲むと、妊婦の流産率が上がるそうです。

また、水道水には、他にも鉛が含まれているそうですが、鉛は体に入ると、排出されにくいそうで、 少量の鉛でも、体に蓄積されるそうです。
体に鉛が蓄積されると、痴呆や脳炎、腎臓障害、不眠、疲労、消化管障害、頭痛などの原因となるそうです。

他にも水道水には、硝酸性窒素などの有害物質や、 害虫のクリプトスポリジウムのように、浄水場で取り除けないものが存在している場合があります。

このように、水道水には、有害物質が多数存在しているのですが、 蒸留水には、これらの有害物質が一切含まれていません。

次に、下の図を見て頂きたいのですが、 この図では水を沸騰させ蒸発させた時に残った不純物の様子です。



この画像は、容器いっぱいの水を沸騰させ、 全て蒸発させる工程をおそらく30回ほど行った後の状態と思われますが、 かなりたくさんの不純物が容器に付いているのがわかります。

このことから、水の中には、たくさんの不純物が入っていることがわかります。

ところで、蒸留水には、微生物や、微生物のエサとなる有機物が存在しないので、 腐りにくいそうです。

ちなみに、蒸留水は、不純物が一切含まれていないことから、 点滴に使っても安全上は問題なさそうに思うかもしれませんが、 蒸留水は浸透圧が低いので、血管の中に入ると赤血球などの細胞が破裂し、溶血するので、 蒸留水はそのままでは点滴することはできないそうです。

2.蒸留水の溶解力!

水は、物質を溶解する力が強いですが、蒸留水は更に溶解力が強いです。

蒸留水の溶解力を示すある事例があります。

1847年に生まれたブラウン・ランドーン博士は、少年の時に重い心臓病で、 余命が3ヶ月と宣告されました。

ブラウン・ランドーン少年は、自分の病気の原因が心臓の血管内に付着した石灰の塊だと突き止めましたが、 その石灰の塊を除去するために用いたのが蒸留水でした。

その後、ブラウン・ランドーン少年の心臓の再検査では、異常が見つからなかったそうです。

このことから、体内にできた石灰の塊を溶かした蒸留水の溶解力は、かなり強いことがわかると思います。
蒸留水には、体の中の老廃物や有害ミネラルを溶かし、排出する作用があるそうです。

3.蒸留水のpH!

蒸留水のpHは、7だそうです。
しかし、大気中の二酸化炭素が溶け込むと、数値が小さくなるようです。

ところで、蒸留水は、酸性に傾きやすいから、体に良くないと考えている方がいるようです。

しかし、ハーバード大学医学校出身のアンドルー・ワイル博士によりますと、 蒸留水が体のpHに影響を与えることはないそうです。

4.蒸留水の硬度!

硬度の基準は、水に含まれるマグネシウム、カルシウムの量によりますが、 それらが基準値より多ければ硬水で、少なければ軟水です。

蒸留水はマグネシウム、カルシウムなどの不純物が一切含まれないので、 硬度が0(mg/l)の軟水になります。

5.蒸留水の電気伝導率!

蒸留水の電気伝導率は、かなり低いそうです。
ですので、蒸留水は、ほとんど電気を通さないです。

ところで、pHメーターには、計測する溶液中の電圧を調べてpHを測定するものがあります。
ですので、ほとんど電気を通さない蒸留水は、 電圧からpHを測定するpHメーターではpHを測ることができないそうです。


  蒸留水の味!


蒸留水は、味はないそうです。
また、蒸留水は、無臭だそうです。


  蒸留水の値段!


蒸留水は値段が高く、ペットボトルで買うと、安いものでも2リットル分で200円ほどします。
安いミネラルウォーターと比較すると、4倍ほど高いと思います。

しかし、蒸留水器を使う場合の費用は、有名な蒸留水器である「メガキャット」だと、 電気代は、4リットル生成するのに、70円ほどだそうです。
ですので、ペットボトルで買う場合と費用を比較すると、だいたい6倍も安いです。

しかし、家庭用の蒸留水器を使う場合は、まず蒸留水器を買う必要があると思いますが、 購入費がかかります。

先ほど紹介したメガキャットは、かなり安い蒸留水器ですが、 それでも3万円ほどの費用がかかります。


  蒸留水の用途!


蒸留水は、飲料水、料理、加湿器、コンタクトレンズの洗浄、実験器具の洗浄、 清浄な溶媒、水溶液の希釈、植物栽培、化粧水、乳児用ミルク、超純水の原料、 バッテリー液の補充などに使われるようです。

蒸留水は、化学の実験、医学用など非常に高い精度を要求される時に使います。

ところで、蒸留水について、もっと知りたい方は、 「蒸留水とは」のページが参考になります。


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